網膜硝子体外来のご案内
網膜硝子体外来では、糖尿病網膜症、裂孔原性網膜剥離、増殖硝子体網膜症、加齢黄斑変性、網膜静脈閉塞症に伴う硝子体出血、黄斑円孔、黄斑上膜など、手術を必要とする疾患を数多く扱っているのが特徴です。
鹿児島大学病院眼科の年間手術件数は1800件を超えており、その中でも網膜硝子体関連の手術が多くを占めています。現在も高度な技術と豊富な経験を有する専門医が複数常勤しており、高い専門性と実績を活かし、常に質の高い医療の提供に努めています。
外来診療は通常、週に2日初診枠をとっていますが、網膜剥離などの緊急疾患に対しては、曜日にかかわらず迅速な対応を行っています。近年では、手術がより短時間かつ低侵襲で実施可能となり、患者さんの早期社会復帰も可能となってきています。
さらに当院では、さまざまな網膜硝子体疾患に対して、より良い治療成績を目指した新たな手術手技や術後管理法の研究・開発にも積極的に取り組んでおり、その成果は国内外の学会や論文を通じて世界に向けて発信されています。
当外来には非常に多くの患者さんが訪れていますが、当院は鹿児島県内で唯一の特定機能病院であり、県の基幹医療機関として多様な眼疾患に対する専門的治療を担っています。受診を希望される場合は、まずはお近くの総合病院や眼科クリニックを受診いただき、必要に応じて紹介状をご持参のうえ、ご来院ください。