外眼部・涙道外来の紹介
当外来では、眼瞼・眼窩・涙道に関わる疾患の専門的な診断および治療を行っており、毎年350〜400名程度の新規患者さんにご来院いただいています。
外眼部外来では、眼瞼下垂、上眼瞼皮膚弛緩症、眼瞼内反症、睫毛内反症、眼瞼腫瘍など、さまざまな眼瞼疾患に対応しています。再発例など治療が難しいケースにおいても、症例ごとに最適な術式をオーダーメイドで組み合わせ、積極的に治療を行っています。眼瞼は整容面への影響も大きいため、視機能の改善のみならず、見た目の自然さにも配慮した丁寧な治療を心がけています。
涙道外来では、流涙や眼脂の原因となる涙道閉塞、鼻涙管断裂、涙小管炎などの疾患を対象に診療しています。涙道内視鏡や鼻内視鏡を完備しており、外来での涙管チューブ挿入術から、全身麻酔下での涙嚢鼻腔吻合術(DCR:鼻内法・鼻外法)まで、幅広い治療が可能です。近年は低侵襲な鼻内法が主流ですが、再発例や涙石摘出、涙嚢腫瘍など、鼻外法によるアプローチが必要な症例にも対応しております。
大学病院ならではの専門性と柔軟性を活かし、地域の先生方とも連携しながら、遠方からご紹介いただく患者さんにも継続的な治療とフォローアップを行っています。